松戸自主夜間中学校

id:cigueくんの日記に関連して、松戸自主夜間中学校の取り組みについて書いてみたいんだけど、結婚式から帰ってきたら書いてみようと思います。


その前に軽く触れておきたいのが形式卒業について。


みなさんが小中学校に通っていた頃、不登校の子っていませんでした?俺はいました。でも気付くと自分たちと同じ年に卒業している。。。中には卒業に十分な学力を身に付けずに卒業する子も少なくありません。


確かに学校に対して不適応症状を訴える子は早いところ学校から出してあげた方がいいのかもしれません。しかし一度卒業してしまうことで決定的に不利になることがあるんです。


それは「公的な機関で同じ学習内容を学ぶことができない」ということなんです。


不登校の子が立ち直って(っていう表現でいいのだろうか?)再び学ぼうと思ったとき、公的な機関として夜間中学校(2部中学校)というものがあります。そもそもは戦中戦後の混乱の中、十分な教育を受けられず、読み書き計算が十分にできない方を対象としていたようですが、今では障害を持つ人、不登校で学校教育を十分に受けられていない人にまで広がってきました。


ところが一度中学校を卒業した人はそういうところに通えないんですよね。なんせ卒業証書という証明書まで持ってるわけですし。


なのでそういう人たちのために市民が教育の場を作る取り組みがあるんです。その一つが松戸自主夜間中学校な訳ですが、ここはここで特殊な事情があったり、ほかの自主夜間中学校とは違う点があるので、それはまた後ほどということで。