すごい人

やっぱりどの分野にもすごい人ってのがいるもんで、今日もそんな人と出会えた一日でした(ほんとは再会なんですが^^;)。
今日は俺がバイトしてる塾の研修だったんですけど、そのときの講師の先生がすごかったんです。この講習では基本的に、「この分野はこういう授業展開してください」とか、「こう言うと生徒が分かりやすいですよ」みたいなことをやるんですが、その先生はそんなことやらないんです。
その先生の講義では、「この時期には生徒はこういうレベルにあるから、問題形式が効果的な生徒と講義形式が効果的な生徒はこのようにわかれる」、「受験までの流れは塾としてこういう流れになっているので、その時期の授業ではここがカットできる」という感じ。
この先生のどこが他の先生と違うかというと、『適切な情報を見極めている』ってことです。
上に挙げた例で言うと、確かに経験の浅いアルバイト講師にとって、どのように授業を組み立てていくかというのは大きな課題であり、その具体的な事例を目の前で示してくれることは有意義なのですが、結局それはある分野のさらに一断片に過ぎず、一過性のものに留まってしまいます。
ところが、その先生の場合は中・長期的な見地から指導してくださいます。というのも、アルバイト講師が一番困っていることは、『最終的に生徒をどのような状態にもっていくか?』というビジョンを生み出すことなんですよね。そのことに関する『適切な情報』を提示してくれるわけです。
はっきり言ってテキストを渡されて、問題演習書も用意してもらえてれば、授業は成立してしまうわけです。でもそれだけでは、生徒も講師もなんの目標もなく、お互いにルーティーンをこなしていくだけになってしまいます。
そこから自分なりの授業を組み立てていく、その過程の中で見失ってはいけないものが『最終的に生徒をどのような状態にもっていくか?』というビジョンだと思うんです。その一番大事な部分を、今日の研修で学べたと思います。
いやぁ、自分の研修を受けたアルバイト講師に、こんな事をBlogで書かせるくらいの教師になってみたいなぁ^^
拙い文章ですが、最後まで読んでくれた方、ほんとうに感謝ですm(_ _)m